「自己肯定感が低い」人が試すべき「自分に優しくなる」方法

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自分自身にどう接しているか、現状を観察してみる

恋人や親友や家族、大切な人が、何かに失敗して落ち込んでいる時、無意識であっても、共感したり、理解するようにこころがけてたりすることが多いと思います。

でも自分自身のこととなるとどうでしょうか。

たとえ声に出さなかったとしても、なぜか追い打ちをかけるかのようにコテンパンに悪態をついてみたり、卑下してみたり、時間が経過しても過ちを犯した過去の自分をどうしても許せなかったり…。何か失敗した時、自分を責めて責めて責めまくる人は、ただで失敗してボロボロの精神状態の自分を、さらに「いじめ抜いてる」ということになります。

もし、自分に対してもっと寛容になれたら、ポジティブなマインドを保つことで心も安定し、何かに躓いて精神的なダメージからの回復もはやくなるでしょう。

例えば、過去に犯してしまった失敗を引きずって、独り言いうことはありませんか?「ありえない!うわー、最悪!」などのような自分を責めるワードを含んだ独り言です。

遠い昔、お酒で盛大な失敗をやらかした次の日など、「ありえない!ありえない!ほんとありえない!!!」なんてひとりで叫んでたものです。(もはや独り言の域をこえていたかもしれません)

しかし、何かミスをしたとして、自分の大切な親友や恋人が大失敗して落ち込んでるときに、追い打ちかける言葉を浴びせ続けることをする人は少ないと思います。

「きっと疲れてたんだね」「そんなこともあるよ」「十分頑張った思うよ」というような言葉をかけてませんか?落ち込んでる友達に、「いや、ほんとそれ間違ってたよ。ありえない!最悪な状態だね!」なんて言うことは、無いのではないでしょうか。

それと同じように、自分に対して厳しい言葉や責める言葉を浴びせ続ける代わりにポジティブでやさしい言葉をかけてあげてください。

回復力もアップにもつながり、もっと精神的に安定していくはずです。 ぜひ試してみてください。小さなことですが効果絶大です。

自分に優しくなるための具体的な二つの方法

あなた自身のあるがままの、本来の姿を観察してみてください。

良いところも、悪いところも、です。

私たちは、他人の欠点や不完全な部分に対しては 寛容です。だったら自分に対してももっと寛容になってみましょう。

あなたの親友や大好きな人だって適当な部分があったりしませんか?それでも離れて行かないということは、あなたにとって彼らの他のポジティブな部分がネガティブな部分をカバーしているのではないでしょうか。

部分的に一つ一つの要素を判断していているのではなく、「〇〇さんという人」というように全部の要素をひっくるめて判断しているのではないかと思います。

正にこれこそが自分に寛容になるために重要なことと言えます。自分自身をバラバラに、部分的に分析するのではなく、1人の人間として客観的に観察してみましょう。

たとえ大きな弱点があったとしても(誰しも何かしらの弱点があるものですよね)また、何かしら強みになる部分も持ち合わせているはずです。

自分で気づかない場合はコーチングや診断を受けてみるのも一つです。

あなた自身は他人からも大切にされるべき存在です。何よりもまず自分自身で自分を認めてあげてください。そうすることで、自分が犯してしまった失敗や、欠陥に捕らわれ続ける負のサイクル抜け出し、前向きに物事を捉えられるようになります。

独り言の内容を変えてみる

独り言を発する時に言葉を選ぶ訓練をしてみてください。自覚の有無にかかわらず私たちは日常で物事にたいして結構な頻度でコメントをしたり解説したりしてます。つまり独り言ですが(笑)。

ちょっと注意を向けてみると、自分がどれほど自分のとる行動に対して思考を張り巡らし、「独り言」という形でアウトプットしているか気づくと思います。

例えば

ある朝目覚ましが鳴ったにも関わらずスヌーズし続け寝過ごしたとして仕事や大事な約束に遅れそうなシチュエーションだとします。「まただよ!最悪!なんで自分はいっつもこうなんだ??昨日どうでもいいテレビなんか見て夜更かししたからだ。ありえない!!」

このような経験はありませんか?

朝起きてから寝るまで自分のことを知らず知らずにジャッジし続けてしまっていること、結構あるかと思います。この独り言をネガティブなものからポジティブな言い回しに意識して変えてみるだけでだいぶ気分の持ちよう、ひいては行動までかわってくるのです。

例えば前述のネガティブな独り言をポジティブに言い換えると以下のような感じになります。

目覚ましが鳴って起きれなかった状況は同じです。

「私、疲れてるんだな。昨日の夜、夜更かししてテレビみてたけどあれはあれでリラックスできてたから良しとしよう。こんな日もあるよね。明日の朝バタバタしないためにも今夜は早く寝よう。」

この2つの独り言の違いはなんでしょう?

ネガティブな独り言を発した後の空気でスタートする1日と、失敗をポジティブな独り言に変えてしてスタートする1日では何かが変わって来そうですよね。

もし癖になっている独り言があるのなら、その独り言がマイナス表現を含んでいたり、自分を傷つけるワードが入ってしまったりしていないかチェックしてみましょう。私は自分が犯したミスや失敗に対して「うわー、これはないな。」「いやー、ありえない」などつぶやいたりしてしまってました。

日記や紙に書きだすなどしてアウトプットし、まずは自分の癖を認識することが重要です。しばらく、気づいた範囲でOKなので自分の癖になっているマイナス表現を含む独り言を治していく練習をすることをお勧めします。

もし自己肯定感が低く、自分に厳しい言葉をかけてしまう傾向がある場合、両親が厳しかっかもしれません。子どもが期待に添った結果を出してほしいがために(子どものためだったり、自分のためだったりそれぞれだと思いますが)ゴール達成のために厳しいことを言われ続けてたなんてことはないでしょうか。

私の場合、母はバリバリのキャリアウーマンで自分に対しても他人に対しても厳しい人でした。より良い結果のために、子ども(私)を鼓舞するためにも厳しめのワードをバシバシ使っていたように思います。結構こういうのって身に沁みついてしまっているようで、気づいたら自分に対してものすごく厳しい人間が一人、仕上がっていました。

もし自分が何か失敗をしでかしてしまった時、親が自分を指摘していたように自分にマイナスの言葉を浴びせるのではなく、友達が気遣ってくれるようにやさしい言葉をかけてみてください。例えば、「こんなこともあるよ。大丈夫。次もし同じことが起きたら、どうやって対処したい?」という感じです。

過去の過ちにこだわったり、ネガティブな思考におちいってしまったりするかわりに、前向きなマインドになるように、独り言の内容を変えましょう。そうすることで、ちょっとずつでも前進してゆくことが可能になるのです。

ネガティブな思考サイクルは自分を追い詰めたり、自暴自棄になったり、負のスパイラルに落ちていく要因となり得ます。自分自身を、あたかも大切な人を扱うかのように扱うことができるようになれば、人生は大きく変わる可能性があるのです。

自分を大切にすべき理由

最近見かけて心に響いた「自分を大切にするべき理由」をシェアします。

あなたの人生の中でたった一つだけ、不変的なものがあります。それは、あなたとあなた自身の関係性です。この事実は現在も、今後の残りの人生において決して変らないのです。望んでいようがいまいが、他の全てのものは一時的なものです。「普遍的なものはあなた自身だけ」という強い気持ちをもってください。自己批判をし続けることをやめましょう。自分のことをもっと愛おしんであげてください。“あなた自身を創造していくのです”

まとめ

自分自身に対してもっと優しくなるために一番大切なのは他人に対して絶対行わないような言動で自分を苦しめずに、自分を温かく見守る練習をすることです。安定した精神状態で日々のちょっとした選択の積み重ねを行っていけば、将来は必然と変わっていくはずです。

  • 自分の欠点をバラバラに部分的に分析するのではなく、欠点もいいところも全部ひっくるめて1人の人間として客観的に観察してみましょう。
  • 独り言の内容を前向きな内容にかえてみましょう。
  • 人生において現在も、残りの人生も「自分」との関係性だけが、紛れもない普遍的なもの。どう付き合っていくかで未来は変っていきます。自己批判をやめ、自分に優しくなりましょう。
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