LinkedInを使用して積極的に就職活動や転職活動を考えているのであれば、リクルーターの目に留まるようにプロフィールを充実させておくことは必須です。今回はどのようにプロフィール欄を充実させるか具体的な方法をご紹介します。
LinkedInの自己紹介概要欄（プロフィールサマリー）とは
LinkedInプロフィールの上部、写真のすぐ下にあるテキストボックスです。自分の今までの経歴や、プロフェッショナルとしての自分という人間についての概要を、最大2600文字で書くことができるスペースです。
LinkedInの自己紹介概要のセクションでは、何をどのように伝えるかが重要なポイントとなります。
「何を伝えるか」＝自分を伝えるために盛り込むべきトピック
「どのように伝えるか」＝言葉の言い回しや、フォーマット形式など見せ方などのことです。
自己紹介概要欄に書くべきトピック
LinkedInのプロフィールでよく見かける最も一般的なトピック7をご紹介します。すべてを含める必要はありませんが、いくつかのトピックを取り入れることでよりあなたのLinkedIn自己紹介概要欄が充実したものになります。
自分の魅力を積極的にアピールする
自分が大切にしている信念や分野についてふれることで、自分のキャリアの背景をつたえることもできます。仕事をする上で最も情熱を注いでいることはなにか、給与以外にあなたを駆り立てるものは何かを考えてみましょう。社会人経験があまりない場合などは、特に有効な切り口となるはずです。
仕事における自分の役割をシンプルに説明する
肩書きは抜きにして、現在自分が「具体的にどんな役割の仕事をしているのか」を簡単に説明しましょう。現在就業中でない場合は直近の仕事でOKです。誰のために・どのように・どのような問題を解決しているのかを伝えることで、自分のスキルや業界知識、ワークスタイルをアピールすることができます。
どんなふうに書けばいいかアイデアが思い浮かばない場合は、自分と同じような仕事をしている人のプロィールをいくつかみてどんな言葉や言い回しを使っているのか確認してみるのもお勧めです。
過去の経歴の書き方は自由
ここは日本の履歴書の考え方とは、異なってくる部分かと思いますが重要なポイントです。
当然事実と異なることを書くのはNGですが、自分の職歴の中で重要なものを強調するか、そうでないものを省略するかは、あなたの自由です。
もしあなたがキャリアの軸を変えようとしている、または、今後理想とするキャリアと関係のない分野にいた場合は、一見関係のないような分野であっても点と点をつなげるようにして意味を持たせることが出来たらベターです。
成功体験を積極的にアピールする
職務経験についてのセクションでは、恥ずかしがらずに、思う存分過去の業績・成功体験をかきましょう。
表彰経験などがなかったとしても、自分が成功体験体験だと思うことでOKです。
自分らしさを表現する
単に「役職」だけではなく、あなたの人間性を表すようなエピソードや言葉を選びましょう。
あなたの人間性などを表すようなエピソードがあればぜひ自己紹介概要欄に取り入れてみてください。より人の心を惹きつけるプロフィールになります。
プライベートについても触れる
趣味や興味のあること、行っているボランティア活動があれば積極的に書いてみてください。あなたがどんな人かより伝わりやすくなるはずです。
プライベート感が高めの話を盛り込む場合は、それがあなたの仕事上の強みを強化するものであるとよいでしょう。
文字以外のツールも積極的に加える
データ量の少ない文字だけでなく、画像や動画、記事を使った方が、インパクトや業績を説明しやすい場合があります。積極的に文字意外のツールも追加してみましょう。
効果的な言い回し・表現方法について
形式やトーンは、そこに含まれるアイデアと同様に重要です。言いたい内容が明確化されたら、今から紹介していく、適切な言い回しや表現方法でブラッシュアップしていきましょう。
書き出しの一文で読み手の心をつかむ
自己紹介概要欄では各文に意味があるべきですが、書き出しの文章は特に重要です。読者（リクルーターやあなたのビジネスに興味を持って見ている人）の心を最初の一文でつかまなければ、その先の文章を読んでもらえなくなってしまうからです。
例えば、最初の一文に「私のプロフィールをご覧いただきありがとうございます。」というような中身のない文はNGということです。
貴重な文字数を無駄にしないで、読み手の注意を惹くような内容にすぐに切り込みましょう。
自分のスキルを表すキーワードをたくさん盛り込む
これは、LinkedInの検索エンジン・アルゴリズムを意識した戦略のはなしになります。LinkedInやGoogleでの検索順位を上げるために、自分のもつスキルを強調するキーワードを入れてみましょう。自己紹介概要欄の最後に「得意な分野」として自分が持つスキルを記載するのも、キーワードを盛り込む戦略的な方法のひとつです。
専門用語は控える
自分が慣れ親しんだ言葉であっても、他人には伝わらない言葉もあります。自分が所属する業界や職場でしか使われていない専門用語は控えましょう。
自分の特性を示すシンプルな表現を使うことがおすすめです。ちなみにアメリカでLinkedInのプロフィールで自分を説明するに当たり最もよく使われているワード以下のとおり。
- Specialized（～に専門性のある）
- Experienced（経験豊富な）
- Leadership（リーダーシップ）
- Skilled（スキルがある）
- Passionate（情熱をもっている）
- Expert（専門家）
- Motivated（モチベーションがある）
- Creative（クリエイティブな）
- Strategic（戦略的な）
- Successful（成功している）
※引用：most overused buzzwords on LinkedIn profiles.
ストーリーで語る
例を使うなどしたストーリーは、あなたを記憶に留めやすくします。例えば「トレーニングが終わったまさに次の日….」や「とても難しいお客様がいて…」など、具体的なエピソードと共に、「なぜカスタマーサービスに携わりたいか」を語ることは、単に「カスタマーサービスに情熱を持っています」と述べるよりもパンチが効いていて心をとらえることができるでしょう。
自分の言葉で書く
自分が、初対面の人にどのように話すかを思い浮かべながら書いてみてください。書いた文章を声に出して読んでみましょう。自分が言いそうにないことは、書かないようにしましょう。特殊文字や絵文字も避けた方が無難です。
余白を活用し読みやすい文章にする
余白を使用することによって文章が各段によみやすくなります。ひとことで説明できることを、を長々と書き連ねるのもイマイチです。
箇条書きや番号付きリストを使用する場合は、全体を通しての流れが不自然でにならないように意識しましょう。
読者に起こしてほしいアクションを明確にする
自分のプロフィールを読でもらった後、「読者にどんなアクションをしてほしいのか」を考えましょう。文章の最後に「つながり申請大歓迎！」とかいてみるのも悪くないですが、LinkedInの使用目的によっては、何かをお願いすしてみるのもひとつ。具体的に書いておけば、あなたのプロフィールを読んだ誰か実際にコンタクトをとてきたり、何かしらのアクションをしてくれたりする可能性がでてきます。
まとめ
LinkedInの自己紹介概要セクションは、仕事の経験年数や肩書きにとらわれず、自分の言葉で自分を定義するための唯一の場所です。キャリアの選択、最大の功績、個性のアピールなど、ベストな方法で自分を表現できるチャンスがあるのです。
プロフェッショナルな観点から自分という人間を戦略的に伝える場として戦略的に使えるスペースです。積極的に活用していきましょう。
