今回の記事では、効率的な英語面接対策手順・自己分析&企業分析の方法・英語面接でよく質問される項目への答え方・下準備に使える便利なツール(無料含む)を中心にお伝えしています。外資系・海外就職希望者におすすめの内容です。
筆者は、海外生活中7年間で10社以上から内定獲得した経験があります。海外で4回の転職経験しており、過去に就職活動は「いろんなポジションの人と話せて楽しい!」なんて就活好き(?)を豪語してた時期もあれば、直近のコロナ禍での転職活動は難航し、就活うつ・燃え尽き症候群を経験しました。過去の経験とBizmates(ビズメイツ)で学んだことをベースに本記事を作成しています。
まず、就職面接とは“候補者と、企業および応募するポジションがお互いマッチするかどうかを確認する場”です。ジャッジされる場所と考えると、本当に気が滅入ってしまうので、まずは「お互いに」マッチするかどうか見る場ということを念頭に置いておきましょう。
さて、就職面接が“お互いに”マッチするかどうか確認する場であると前述しましたが、入社したいと思える素敵な気企業に出会えたのであれば、念入りに下準備して採用される確率を高めていくことも重要です。
では早速、効果的な英語面接対策手順をみていきましょう。
英語面接対策手順
何社か面接を受けていくと気が付くと思いますが、面接での質問内容は大体決まっています。
事前にしっかりと準備すれば、本番でも自信をもって回答できるので、想定問答に対する台本を作成し何度も何度も練習を重ねておくと効果的です。
分析&裏付け作業
これまでの経験を中心に自己分析をしましょう。
その業界の現状や課題点などを含めたバックグラウンドをチェックしましょう。
自分がそのポジションにどれだけ適任かを、過去の具体例を踏まえた経験と関連スキルを中心にアピールしましょう。
効果的な自己分析方法
それでは、簡単ながらもかなり有効な自己分析方法を紹介します。
これからお伝えする3つの軸に分けて自己分析を行うと考えが整理され、応募職種に関連付けた答えを用意しやすくなるのでおすすめです。※以下の内容は、BizmatesのJob Interviewカテゴリーの 20レッスンで私自身が学んだ内容の一部をベースにしています。
- YOUR PERSONALITY
- あなたを表現する3つの資質をリストアップしてみてください。
例:I am a goal-oriented person.(私は目標に向かって行動する人間です。)など - あなたのモチベーションは何ですか?
例:数字を追うこと、人の役にたつことなど - どのような職場環境を好みますか?
例:ベンチャーのようなチャレンジングな仕事ができる環境、など
2. YOUR SKILLS/EXPERIENCE
- 自分のスキルをリストアップしてみましょう(応募している職種に関連するものがベター)
- 他の候補者と自分の違い(自分が誰にも負けないと思える強みなど)
- 過去一番の実績・功績は?
3. YOUR AMBITIONS
- 今後どんなことに挑戦したいか
- 将来どなりたいかという長期的なキャリアプラン
- 自分にとって理想的な仕事はどんな仕事か
応募企業&ポジションの分析方法
- THE INDUSTRY
- 業界の歴史は?
- 主要なプレーヤーは?
- 政治、経済、社会、技術の変化で、業界に影響を与える可能性のあるものは何か?
2. THE COMPANY
- 業種、従業員数など含めた会社概要。
- 会社の特徴 製品、ビジョン、価値観
- 会社の特徴 他社との違い 競合他社は?
3. THE JOB
- どのようなスキル、経験 必要なコネクション そのポジションにふさわしいか?
- どのような部署、パートナーと一緒に仕事をすることになるのか?
自分と応募する企業の分析がおわったら、よく聞かれる質問についての準備に取り掛かりましょう。
英語面接で“よく聞かれる”質問への準備
ここでの重要なポイントとして、よくされる質問の背景には何が隠れているのか、 “質問の意図”・“背景をくみ取る”ことも意識しましょう。
質問: Tell me about yourself.
質問の意図:あなたの職歴と志望動機はこの仕事にどう関係していますか?
回答アプローチ例:あなたの経験や性格が、この仕事にどのように適しているかをアピールしましょう。
質問: “What are your plans for the next 5 years in this company? ”
質問の意図:長期的なキャリアを考えて応募しているかどうかの判断材料。転職する可能性があるか同課の判断材料。
回答アプローチ例:応募している仕事が、あなたの長期的なキャリアプランにどのように合致しているかをアピールしましょう。
質問: “What did you like or dislike about your former boss?
質問の意図:新しい上司とどの程度うまくやっていけそうか?
回答アプローチ例:適応力があり、一緒に仕事をしやすいことをアピールしましょう。
自己分析・企業&ポジション分析・質問の意図や背景を考えることを徹底した上で、想定問答集の準備に取り掛かりましょう。
英語面接で頻繁に聞かれる質問9つ
1. Tell me about yourself.
2. Why did you apply to our company?
3. Do you handle pressure well?
4. What’s your biggest failure?
5. What are your short-term and long-term goals?
6. What’s your greatest strength?
7. How would your boss and colleagues describe you?
8. Do you prefer to work independently or on a team?
9. Do you have any questions?
少なくとも上記に対する質問には、すらすらと答えられるように準備しておくとGoodです。
英語面接準備に欠かせないお役立ちツール5選
英語面接想定問答に対する自分の回答作成用お役立ちツールを紹介します。
- Grammarly
自分が作成した文章が文法的に間違っていないかは、無料AIによる英文添削ツールはGrammarlyでチェック可能。
Grammarly - My Perfect Resume
そもそも文章が思い浮かばない時はResume作成ツール“My Perfect Resume”の利用もおすすめ。
My Perfect resumeでは、自分の経歴にマッチした内容のセンテンスが提案されるので、提案された文章を参考にするのもおすすめです。(出来上がったResumeのドラフトをダウンロードしなければ無料で使用可能) - YouTubeやTikTokなど動画投稿プラットフォーム
YouTuebやTikTokで英語ネイティブによる生の会話をから学ぶ方法もかなりおすすめです。“Job Interview”と検索するとたくさんの動画の結果がでてくるので試してみてください。使えそうなフォーマットはどんどん吸収していきましょう。 - 添削サービス
最終的に人間の目でチェックしてもらいたい場合は、添削サービスを利用するのもひとつ。 ココナラで英文の添削サービスをさがしたり、フルーツフルイングリッシュ(無料で2回の添削を試せるサービスあり)などのサービスで添削してもらったり、という手も安心感を得ることができるという点でおすすめです。
ーフルーツフルイングリッシュ
英作文添削2回無料お試しプレゼント(1100円分が無料)
あなたの書いた英作文をネイティブ講師やバイリンガル日本人講師が丁寧に添削、解説してくれます。
英作文チケット1枚(税込550円)で添削してもらえる分量は600文字とのこと。詳しくは、右の画像をクリックまたは、公式ページを真ん中あたりまでスクロールすると、“今すぐ無料お試し”ボタンが見つかります。正直な感想として、登録自体は手間に案じる部が多かったですが、PDF形式:39ページ「英語eメールを書くときのルールブック」の無料プレゼントなどもあり、無料登録してみる価値はあると思います。
5. オンラインビジネス英会話 Bizmates
自信がつく間で英語面接対策もしてもらいたいならBizmates(ビズメイツ)がおすすめ。私が面接対策のために使用していたBizmatesのレッスンでは、Job InterviewのLessonが20レッスン用意されており、4回分の面接模擬レッスンも含まれています。不安なセンテンスも、レッスン中にチャットで送信してチェックしてもらうことも可能なので、英語面接を控えているすべての人に心の底からおすすめです。20回のJob Interviewにフォーカスしたレッスンを受けた後は、口から滑らかに言いたいことがでてきましたし、フィードバックをもらいながらの繰り返しの練習で自信がつきました。2021年から8月から1日2コマレッスンを続けている筆者によるBizmates記事はこちら
頻出質問“Tell me about yourself”への回答例アイデア
最後に英語面接で、99%の確率で聞かれるといっても過言ではない“Tell me about yourself”の質問に対する回答例のアイデアをシェアしていきます。
シンプルながらも“使える”おすすめの構成
自己紹介は、シンプルに現在・過去・未来3本の時間軸で構成すると作りやすいです。
1現在の情報 名前や現職についての基本情報
2過去の応募職種に関連する経験
3過去の経験から取得したスキルのアピール
4未来:将来取り組みたいことを、自分の得意とすること&応募中のポジションを意識しつつ盛り込む
上記の基本構成を踏まえ+αした具体的な例がここちら。
My name is Hanako Shigoto.I graduated in Economics from ABC University. Currently, I am working at XYZ company as an account manager.(現在の状況と基本情報を含んだ簡単なイントロ )
I’ve had many experiences in the operation field. Specifically, with ABC. Accomplished in overseeing day-to-day business operations and fostering relationships with customers and clients for sustained business growth. … 過去の関連分野での経験やリーダーシップをとった経験などを具体的にアピール
Through these experiences, I’ve been able to gain skills in Excel, Tableau, and collaborating with multiple departments, which helped me find passion in Operations and Data. … 過去の経験などから学んだスキルの中で、応募している職種のJob description (=仕事内容)やQualifications(=応募条件)に書かれているスキルと一致するものなどをアピール
I am passionate about operations because I love to problem-solve and play an integral part in improving processes. …最後に未来のパートで、今回応募しているポジションに何を期待しているのか述べます。自分が得意なことを活かしたいとアピールできればベストですね。
Outside of work I like traveling and cooking. … 人柄がわかるような趣味を付け加えてもOK。共通の趣味があれば盛り上がるかもしれません。
【おまけ】 就活中ならくすっと笑える“Tell me about yourself” おもしろネタ
最後にTik Tokでみつけた面白ネタです。英語面接頻出の質問“Tell me about yourself”。
Interviewer: So, tell me about yourself.
Applicant: Did I not send you my CV?
Interviewer: You Did!
Applicant: Did you read it?
Interviewer: Yes!
Applicant: Are you sure you read it?
Interviewer: Yes, of course.
Applicant: Ok, Tell me about myself?
これくらい強気になれたら、ある意味怖いものなしかもですね笑
色々な人がカバーしていて“Tell me about yourself funny”で検索するとたくさん出てきますよ。
まとめ
練習すればするほど身になり自信につながり、結果が出やすくなります。しっかりと自分&企業分析をし、質問の意図を理解した上でいかに自分が応募しているポジションに“Perfect match”なのかアピールできるようにしましょう。