2016年12月から有料版Grammarly を使っているGrammarly ヘビーユーザーの筆者がGrammarlyを使うべきメリット・デメリット及び有料版と無料版の違いを完結にまとめてみました。Grammarlyの機能の内容が気になる人、使ってみようか迷っているひとはぜひこの記事を参考にしてみてください。
製品内容
Grammarlyは2009年にローンチされた人工知能と機械学習による高度な英語添削ツールです。文法・スペル・句読点にミスが無いかを自動で検知してくれます。また、言い回し・表現、自分でセットした文章のスタイルれぞれの観点から、文脈に沿った修正内容を提案してくれます。日本でも千葉大学や国際基督教大学などでも導入されていることから信頼性・有効性が高いツールといえるでしょう。
Grammarly がおすすめな理由
ハイレベルな添削・提案機能
誤字脱字チェックだけでなく、文法ミスや、句読点のチェックにとどまらず、 明瞭さ・簡潔さ・ 魅力的な文章になるための表現かどうか 、 フォーマル度や親しみやすさからの観点を含めた、ハイレベルな提案をしてくれます。
語彙も学べる
同義語の提案もしてくれます。文章の中で、任意の単語をダブルクリックすると、同義語のリストが表示されるので、他にどんな言い回しがあるのか提案してくれます。
タイミングやディバイスを選ばず使える
どんな場面でもGrammarlyの機能を使えるところも、かなりのGoodポイントです。以下全てのバージョンで無料版も使えます。これでどんな時でも、英文における致命的なミスは避けることができます。
例えば、オンラインショッピング中に英語でカスタマーサポートに連絡を取りたい時、 LinkedInでのメッセージのやりとり、FacebookやGmailを使用する時はGrammarly Browser Extension
OutlookやExcelなどのデスクトップ上にダウンロードされているアプリ内で作業をしたい時 は Grammarly for Windows and Mac
パソコンにGrammarlyのアプリをダウンロードしたくない場合は、 クラウド上で完結するGrammarly Editor
そしてプライベートや外出先ではスマートフォン用のGrammarly for iPhone/Grammarly Keyboard for Android/Grammarly for Samsung Keyboard が用意されています。
その他にもiPad用SDK用などあり、文字通り、場所・環境を問わずフル活用できます。
無料版と有料版の比較
無料版でもクリティカルな間違いはチェックされます。有料版になると文章全体での表現に一貫性を持たせたり、 “ もっといい表現方法がありますよ ” という感じで、よりプロフェッショナルな文章にするためのプラスαの指摘と提案をしてくれます。
私は最初は無料版を使用していましたが、“有料版にした場合、あと5つの提案を見ることができます”という主旨のポップアップの内容が気になりすぎて、有料版に切り替えました。
実際、有料会員になった感想としては、クリティカルなミスは当然直しますが、プラスαの提案で“もっと簡潔にこんな言い回しになおしては?”のような提案があったとして、「わたしが強調したいのはここなんだ!」と無視することも結構あります。しかし、提案を見ておくことで、大きな自信と安心感につながっていることは確かです。
デメリット
Grammarly高性能ですが、無料版・有料版のサブスクリプションで提供されている機能はAIアルゴリズムと機械学習で成り立っている製品なので、やはり人間のチェックと同等というわけではありません。
人の目でないとどうしても不安な場合は、別料金になりますがGrammarly上で人の目でのチェックも依頼することが可能です。日本語で依頼・フィードバックが欲しいなら、ココナラなど別のサービス依頼することをおすすめします。
まとめ
Grammarlyを使ってみようか迷っているということであれば、まずは無料版を使ってみて損はないと思います。
デメリットでふれた通り、Grammarlyも100%完璧なツールではありませんが、Grammarlyを使うことによって、時間の節約ができ、誤字やミスが大幅に減ることは確実です。また、自分が発信するメールやメッセージのクオリティが上がると、コミュニケーションの質も向上するので、就活 ・ 仕事・学業・プライベート、シーンを問わず英語を使う全ての人におすすめのツールです。
Twitterでみてみると、「有料版にして満足」「無料版でも十分」という意見が同等くらいかなという感じです。有料版は一カ月からサブスクリプション可能なのでまずは1か月試してから判断するのもいいかもしれません。
おまけ:サブスクリプションあるある失敗談
2016年秋転職をしたばかりの時にGramarly に出会い、無料版を使い始めました。そして英語での資料作成を任されたことがきっかけで「より良い資料作成のために」有料版切り替えました。当初は、資料作成が終わったら無料版戻そうと思ったのだと思います。1カ月契約をしばらく続けて、使い勝手に魅了されたのでしょう。3カ月契約に切り替えそのまま2年以上放置、3カ月契約を9回更新していました….。
今回の記事作成のために振り返ってみたところ、最初から年間契約にしなかったせいで5,3000円分損してました。
“すぐにやめるつもり ” → “ 便利だからもうちょっと使おう ” → “ 契約内容をすかり忘れて使い続けてた ” という流れです。こんな失敗する人は少ないかもしれませんが、もし使い続けることになりそうだなと感じたら、1か月使い勝手みた後に年間契約に切り替えるか、最初から年間契約をすることをおおすすめします。年間契約の場合、1か月1,300円ほど※でGramarly の機能を使い倒せます。※2021年12月時点のレートで計算